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vol.42For Bizread Special Column

内田 雅章氏TOP CONNECT 株式会社代表取締役

Bizread Excellent Seminar開催記念コラム

人脈作りの達人に学ぶ人脈を築くためのノウハウ

「プライベート名刺」で自分をアピール

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大きな仕事をするためには人の力が必要で、その助けとなるのが人脈です。人脈は「自分よりも格上の相手で、いざというときにアポイントが取れるような関係」と定義できます。格上とは、①自分にない能力・センスがある、②会社規模や肩書きで立場が上である、③年上で人生経験が豊富、のいずれかに当てはまる人物です。人脈作りは、多くの人と名刺交換して顔見知りを増やすことではありません。〝この人〞と思う人を見極め、関係を深めていくことが重要です。

人脈作りの第一歩に役立つのが、自分の趣味や資格、好きな作家や言葉などを記した「プライベート名刺」です。プライベート名刺を渡した相手のうち何人かは「私も同じ趣味です」などと反応があって短時間で打ち解けることができます。

社外人脈を広げるには、どうしても営業トークが中心になってしまいやすいビジネス交流会や異業種交流会より、勉強会や講演会後の交流の場のほうが、質の高い人脈に出会うチャンスが多いです。「出会いにはお金をかける」感覚が大切です。

「三つのメリット」で関係を強化

初対面で意気投合しても、そこから先の人間関係へと発展しなければ意味がありません。関係を強化するには相手に「人」「機会」「情報」の三つのメリットを与えることです。「人」とは相手に誰かを紹介してあげると同時に、自分自身も「この人にまた会いたい」と思われる人物になることです。「機会」とは、その人が興味を持ちそうな場に招待したりすることで、「情報」とはその人にメリットになる情報を教えてあげることです。

特に自分の人脈は惜しみなく活用しましょう。AさんとBさんがそれぞれ違う欲しいものを持っていたら両者を引き合わせて仲を取り持つのです。私はこれを「バーター営業人脈法」と呼んでいます。ビジネス関連よりも個人の趣味などプライベートのほうが、つきあいが深まります。

ある程度の人脈ができたら、自分主催の勉強会を開くのも手です。いきなり大人数の勉強会でなくても、食事会の幹事で十分です。そのためにも社内の忘年会幹事などを積極的にやって慣れておくといいでしょう。

三分類で「会いたい人」に特化

私は出会った人の名刺を①ぜひまた会いたい人、②必要に応じてつながっておきたい人、③こちらから連絡することはない人、の三つに分類しています。仕訳けをせず雑多にしておくと、人づきあいまで行き当たりばったりになって、本当に関係を深めたい人へのアプローチがおろそかになります。

ぜひ会いたい人には、早々に連絡して食事などのアポを取ります。漠然と会うのではなく、「この人に何をプレゼンテーションできるか」を考えて会います。

なかなか会うきっかけが作れない場合には、年賀状や年末年始の挨拶を有効に使います。年賀状を出さないという人でも、届いた年賀状で気になる相手には返信ではなく、電話やメールをするのもいいでしょう。

人脈を広げるには、「自分が得をしたい」という気持ちはまず脇に置いて「自分は何ができるか」という視点から、人と関わっていく姿勢を身につけることが重要です。

「PHP Business THE 21」でもインタビュー記事が多数掲載されています!

書籍紹介
資業ゼロから人脈だけを頼りに起業、上場を狙うベンチャー企業家の成功の秘密!H.I.S.会長・澤田秀雄氏、ドン・キホーテ会長・安田隆夫氏など、日本の社長500人と「即アポ」がとれる驚異の「人脈力」に迫る!

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内田 雅章氏TOP CONNECT 株式会社代表取締役

1970年愛知県生まれ。早稲田大学卒業後、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、マンションンデベロッパー、仕出し弁当販売、銀座のクラブ経営などを経て、日本ベンチャー協議会事務局長に就任。そこで培った社長ネットワークを活かし、2004年株式会社就職課を設立。現在は人脈を切り口としたコンサルティング業務を軸に執筆・企業研修・全国での講演など幅広く活動中。2014年にTOP CONNECT株式会社を設立し、TOPに直接提案する機会を創出する「提案コネクトサービス」を展開中。主な著書:『図解「人脈力」の作り方』(講談社+α文庫)、『すごい!人間関係力』(PHP研究所)、『政治屋失格』(ビジネス社)、『5つの仕事力』『伝説の就活』(ゴマブックス)など他多数。