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vol.50Company Report

西口 昌宏株式会社新日本エネックス代表取締役社長

電気は「買う」から「創って貯める」時代へ

日進月歩で進化する太陽光ビジネスの世界で急成長を遂げているのが、西口社長率いる株式会社新日本エネックスだ。時代のニーズにあったコンテンツはもちろん、ユーザー目線に立ったきめ細やかなサービスが評判を呼び、順調に売り上げを伸ばしている。はたして急成長の裏には、どのようなビジョンがあるのだろうか。西口社長にお話を伺った。

未来派企業のビジネスデザインとは?

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御社の太陽光ビジネスについて教えてください。

弊社の主なビジネスは、太陽光蓄電システムの営業です。太陽光発電といっても、広い土地などにソーラーパネルを設置する産業用と、住宅の屋根などにソーラーパネルを設置する住宅用があります。
現在弊社で扱っているのは、住宅用の太陽光蓄電システムと蓄電池です。これからは電気を買う時代からご自宅で作り、使用する時代です。「電気をご自宅で作りませんか? 24時間自然のエネルギーで生活しませんか?」と、お客様に提案するのが、我々の仕事です。

急拡大する太陽光ビジネスの世界にて売り上げを上げるため、西口社長が工夫されていることはありますか?

そうですね。この業界は、技術の進歩はもちろんですが、国の政策や自然災害など、さまざまな要因が関わってきます。ですので、現状や今後の展開などを把握し、理解すること、そしてお客様にしっかりとお伝えすることを大切にしています。
私が新日本エネックスを起こしたのは今から3年前ですが、この業界に関わってから13年が経ちます。当初はIHヒーターやIHクッキング、エコキュートなどオール電化にまつわる商材が中心でしたが、その後の太陽光ブームの到来によりソーラー発電がメインとなり、現在は蓄電池が中心となってきています。
今、太陽光の2019年問題が取り沙汰されていることもあり、「太陽光は終わった」「売電できないんじゃないか」と思っていらっしゃるお客様がたくさんいらっしゃいます。こういった時こそ、弊社の対面販売にこだわった営業スタイルが役に立つと思っています。インターネットで調べた情報は、誤解しやすい。ですので、顔を合わせてお話しながら太陽光の現状や弊社がお客様に出来ることをお伝えします。社員には「売ることを一番に考えるのではなく、お客様に正しい情報をお伝えし、選択肢を広げていただくつもりでお話しすること」と指導しています。

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営業職は離職率が高いですが、御社は辞める社員が大変少ないとお伺いしました。
その秘訣はありますか。

太陽光の営業は、厳しくてキツイというイメージがありますよね。私が若い頃勤めていた会社も、かなりスパルタでした。私は頑張れましたが、今の若い世代はついてこないでしょう。仕事の結果=社員の幸せには繋がらないことは、自身の経験からよく分かっています。だからこそ、お客様のため、社員のために、弊社ができるかことは何か、どうしたらよいかを考えた上で会社をデザインしていくことを常に心がけています。
営業職は、数字が上がらないと落ち込んだり、愚痴が出たりしてしまい、会社の雰囲気が悪くなってしまいます。営業結果は自分自身でなかなかコントルールできませんが、行動は管理できます。ですので、行動指針を社員全員で復唱したり、自分で目標を決め行動するなど、まずは「行動」を律するところから始めてもらっています。そして、社員が自らモチベーションを上げながら働けるムード作りも心がけています。契約が取れたらハイタッチで喜んだり、ライングループを作ったり、お互い励まし合える環境を作っています。また、時には私自身が社員の悩みに向き合う時間も設けています。お陰様で離職者もなく、チームワークは向上しています。それに連れ、売上も順調に伸びています。とてもありがたいことですね。

今後の西口社長の夢や目標を教えてください。

太陽光蓄電池の販売で、まずは福岡で指折りの会社になることはもちろんですが、このビジネスを通じ、お客様、弊社、そして地球環境に役立っていきたいと思います。

太陽光発電の2019年問題とは?

Q.最近メディアを騒がせている太陽光の2019年問題とは、いったいどんな内容なのでしょうか。

A.2009年にはじまった売電制度「余剰電力買取制度」ですが、売電期間は10年間と制限があり、今年で売電期間満了を迎える設置者が多く出てきます。最大48円/kwで売電していたご家庭につきましては、売電収入が1/5~1/9になるとも言われています。なぜなら、太陽光発電の設置は概ね10年前後で投資回収ができると見込まれており、そのため売電期間が10年となったんです。
私は、これからが本来の太陽光の魅力を発揮できる時代だと考えています。今まで電力会社に売電していた電気を蓄電池にためて、太陽が沈んだ夕方以降に使うことができます。また、元来の太陽光と売電の時よりも、電力会社から購入する電力が減るため、経済的にもメリットが大きいでしょう。
また、蓄電池は災害対策としての一面もあるため、ぜひ備えておきたいものです。電気自動車の購入を考えている方は、ご自宅で気軽に充電ができるようになるため魅力的です。今後は、電気は買う時代から自給自足の時代へと移行していくことでしょう。

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西口 昌宏にしぐち まさひろ

1984年生まれ。
福岡県出身。
高校中退後17歳で訪問営業の世界に入り、トップセールスマンとなる。27歳で独立、33歳で日本エネックス株式会社設立。