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vol.52Pick Up Interview

大仁田 英貴株式会社コーホー部 代表取締役

〝企業の思い〞に〝VRの技術〞を掛け合わせ
さらなるビジネスの拡大·加速を

「これからはVRの時代」と言われ続けて、はや数年が経つ。ゲームや映画など、エンターテインメント業界におけるVR活用は目覚ましい進化を遂げているが、残念ながらビジネスシーンでの活用はなかなか進んでいないのが現状だ。
が、しかし「VRを上手に活用することで、現在のビジネスを拡大させることはもちろん、新しいビジネスを構築することもできる」と、株式会社コーホー部代表取締役の大仁田英貴さんはいう。VRの可能性に魅入られ、自ら「VR仮想研」というVR啓蒙のためのプロジェクトチームを立ち上げ、積極的に活動している大仁田さんに、VRを取り巻く現状からVRの将来性、ビジネスへの活用法などを伺った。

そもそもVRとはなんですか?
また、現在VRはどのような分野で、どのように使われていますか。

VRとは「ヴァーチャル・リアリティ」の略称で、今ここに存在しない空間やモノ、環境などを、ユーザーの視覚や聴覚を刺激して本物のように感じさせる技術および体系のことで、パソコンやスマートフォン、VRゴーグルの中に映像やCGを使って仮想現実を作り出すものです。ゲームや映画などエンターテインメントの世界とは非常に相性が良く、非日常感や臨場感を体験できます。
ビジネスシーンでは、不動産会社によるVRを使用した内覧や、ファッションブランドによるVR上での試着などに加え、医療関係ではリハビリや研修、工場では現場研修などに使用されています。このようにビジネスシーンでもさまざまな活用方法がありますが、残念ながら一般の皆さんに知られていないのが現状ですね。

VRがビジネスシーンで浸透しない理由を教えてください。

VRは専門性が高く、一般の方には理解しにくいのが、ひとつのハードルとなっているように思います。「これからはVR時代だ!」と意気込み、いざコンテンツを制作しようとしても、どうしたらいいかわからず、業者任せになってしまう。そんな企業が多いように感じます。その結果、コンテンツを制作することがゴールとなってしまい、コンテンツを通じて得るものが感じられないため、ビジネスシーンでの活用に二の足を踏んでしまう企業が多いのだと思います。一番大切なのは、〝VRでなにをするのか〞ではなく、〝VRを通じて、どのような結果を得たいのか〞をしっかり決めることだと思います。VRはあくまでもフックであり、ツールのひとつなんです。

御社のVRの取り組みについて教えてください。

弊社は、20年以上映像制作に関わってきた私が2017年に起業した会社です。広報部を持たない中小企業の外部広報部として各種プロモーションツールの制作を手がけてきました。映画やTV、CMなどさまざまな映像の現場を通じて感じたことは、「企業の思いをストーリーとして表現すること」と「エンターテインメントの要素を加えること」の大切さです。これは、VRのコンテンツ制作においても同じだと思っています。

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VRのコンテンツの撮影には、球体の360度カメラを使用。VRゴーグルで撮影した映像を見ると、まるで映像の世界に飛び込んだような、リアリティ溢れる一体感を楽しめる。
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VRについて説明する株式会社コーホー部の大仁田さん。豊富な知識とわかりやすい説明には定評がある。
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VR体験会では、参加者全員がVRゴーグルを身につけ、その世界観を体験してもらう。
弊社のVRに関するプランは3つあり、ひとつ目は企業のコンセプトに合わせてVR事業部の運営をお手伝いする「事業部請負プラン」、ふたつ目はVRコンテンツ制作を手がける「スポット制作プラン」、3つ目はVRについての認識を広めるための「VR講座&体験会の開催」です。
どのプランも、まずはヒアリングからはじめさせていただきます。クライアント様のニーズや、解決したい問題、目的などをお伺いした上で、VRを通じてなにを・どのように表現するのが最適か、ご提案させていただきます。場合によっては、VRよりホーム05 BIZREAD FUKUOKA ページのほうがいい、チラシを作ったほうがいいなど、別の表現方法をご提案させていただくこともあります。なぜなら、VRを作ることがゴールではなく、あくまでもVRはフックのひとつだと考えているからです。

VRの今後の可能性について教えてください。

現在VRの主な使用方法は、非日常空間を楽しむことや体験することなどです。近い将来は、VRを通じて自宅にいながら仕事をしたり、海外の講座に出席するなど、空間や時間を超えることが可能となります。また、体の不自由や環境による制限もなくなります。働き方改革が叫ばれる昨今ですが、VRは働き方も、生き方も、全てにおいて新しい可能性を生み出してくれることでしょう。VRはPC、モバイルに続くインターネット「第3の波」と言われていますが、まさしくVRにより、我々の生活や働き方は大きく変化していくはずです。
このように素晴らしい可能性を秘めているVRを皆さんに知っていただき、体験していただき、ご自身の人生やビジネスに活用していただけるよう、弊社ではさまざまなサポートをしていきたいと考えています。VRについて知りたい、何かしたいとご検討の企業様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

→業務効率化、ビジネス推進にVR活用を VR活用講座&体験会

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大仁田 英貴 おおにた ひでき

1975年生まれ。熊本県天草出身。
ドキュメンタリー映画製作会社勤務、フリーランスを経て、2017年株式会社コーホー部設立。
現在は、VRプロデューサーとしても活躍中。